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悲しいけど、現実の出来事

2013.08.03 04:26|未分類
2日は1日仮設にいました。ずっと支援をしていただいている団体さんが栃木県小山市から
高校生20名を連れて来てボランティア体験学習、私たち仮設に高校生は少ないので、別世界に
来た感じです。「若いって、いいな~」パワーがもらえる気がしました。

130802_103224.jpg

ここまでは、微笑ましく楽しい話でした。


高校生たちを見送って家に戻る途中で役員さんから声をかけられる・・・・・

おばあちゃんが自分の家が分からなくなっているようだ。「確かあそこのおばあちゃん」
「昼寝から起きたら息子がいなくて、さびしくて外に出たんだけど、家が分かんなく
なっちゃった」

「おばあちゃん、名前は言える?」

「○○花子です、住所は△△の〇-〇-〇です、でもここ(仮設)は分かんね~」

昔住んでいた住所です。「なさけね~な~」と涙ぐんでいます。

「家に一人でさびし~から~」

「んじゃ、おばあちゃん私とお茶っこ飲まない」と集会所へ・・・・

いたたまれなくなってきました。家族と住んでいるおばあちゃんが日中独居で
こんな苦しみを味わっているなんて・・・・・

20分ほど何の話をする訳でも無かったのに、落ち着いたのか

「家に帰って、待ってるから」

送って行った。

「あっ、ここここ」違う部屋を指して言っている。思わずおばあちゃんの手を握った
冷たくて、震えている。さすってあげたが温かくならない。

玄関を開けて、思い出したようだ「ここだ、ここだ私の家」少し安心した顔をしてくれた。

「じゃ、おばあちゃん帰るからね」


仮設暮らしの老人の出来事でした。部屋に戻る時になぜか涙が溢れてきました。

こんなおばあちゃんたちもストレスを抱えて暮らさないといけない仮設暮らし
もと暮らしていた所では、こんなことなかっただろうに・・・・


これが、仮設の現実です。